節分といえば、豆をまいて鬼を追い払う。
それが今では、鬼と仲良くなるそうです!?

昔と現在の節分の違いをまとめてみました。
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そもそも節分とは?
9つある雑節の一つで、大寒の最後の日にあたるため、寒さのピークの日になる。
確実に決まった日は無く、毎年2月2~4日のどれか1日で行われる。 

季節の変わり目に邪気が生じると考えられていた。 
その邪気(鬼)を追い払うための悪霊払いがもともとの習わし。
平安時代頃から始まった。

豆まきも古くから行われており、天皇が豆を撒いて鬼の目を打ちつぶした、という古事伝説から豆を撒くようになったと云われている。


ようは、豆をまいて鬼を追い払うことで、無病息災を願う行事ですね。


昔の節分
幼稚園や学校では、先生が鬼の面を被ったり、鬼に扮する。

鬼は、園児や生徒を追いかけたり脅したりする。

園児や生徒が、その鬼に豆を投げて鬼を追い払う。

投げた豆を拾ったり、残った豆を食べる。
食べる数は、歳の数or歳の数+1個


鬼はあくまでも悪者で、仲良くなる要素はなかった。


現代の節分
幼稚園や学校では、先生が鬼の面を被ったり、鬼に扮する。

鬼は、園児や生徒を追いかけたり脅したりするが、かなりソフトで泣かしたり怖がらせたりはしない。特に園児や低学年には、鬼が気をつかって怖がらせないようにする。

園児や生徒が、鬼に豆を投げる。

その後、鬼が謝って仲直りする。 園児や生徒と写真を撮ったり握手したりして、豆も一緒に食べて仲良くする。

食べる豆の数は、歳の数or歳の数+1個で変わらないが、

投げて床に落ちた豆は食べず、食べる専用の豆を食べたり、投げるときに袋入りの豆や殻付きの落花生を使ったりする。

鬼は悪いことをするけど、実はいい存在。  鬼は年に一度のアイドルで、一緒に写真を撮ったりする存在


今後の節分は・・・
運動会のかけっこで順位をつけなくなったように、節分も大きく変わっていくでしょう。

特に、鬼=悪い存在、といったイメージが崩れ、年に一度のアイドル的な存在になるのでは!?

強くて優しい鬼と一緒に豆をまいて、無病息災を願いましょう!
そんな感じになるのではないかと考えます。

でも、豆まき本来の伝統は残して欲しいものですね。

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